
漢方薬の起源である中国伝統医学「中医学」。
その中医学の三大古典をご存じでしょうか?
本日はその3つをご紹介します!
①皇帝内経(こうていだいけい)
②神農本草経(しんのうほんぞうけい)
③傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)
知っているものはありましたか?
漢字だけにすると何と読むのかわからない…そんな方は多いはず!
①皇帝内経(こうていだいけい)
中医学の基礎理論を体系的にまとめた書物。
『素問』では中医学の理論部分を扱い、病理、診断法、治療法、予防法などが説明されています。
『霊枢』では鍼灸学を中心に、人間の経絡やツボ、鍼治療に関する内容を述べています。
『黄帝内経』は、人間の健康や疾病を自然の調和と関連付け、治療の考え方を体系化しました。
②神農本草経(しんのうほんぞうけい)
現存する最も古い生薬に関する書物です。植物、動物、鉱物の薬物が含まれ、漢方医学において薬物を適切に使用するための基礎が記されています。
③傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)
『傷寒論』では高熱を伴う病気(外感病)に対する治療法を記載し、六経弁証という診断法を用い、病の進行に応じて治療方法を変える考えを示しています。
『金匱要略』では内科系の疾患や慢性病(雑病)に関する治療法を記載し、体質や症状に応じた具体的な処方が紹介されています。
詳しく知りたい方はぜひ、原文にチャレンジしたり翻訳文を読んでみてください♪