停電したら、真夏の体をどう守る?防災バッグに入れたい“養生”の知恵
- 2 日前
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台風、豪雨、雷などが増える夏。そんなとき、気をつけたいのが真夏の停電です。
2026年8月13日の千葉豪雨でも停電が発生し、エアコンが使えない状態で暑さに耐えなければならない地域が出ました。
停電というと「電気が使えない不便」を想像しますが、猛暑の時期に怖いのは、エアコンが止まり、体を暑さから守る環境そのものが失われること。
では、もし真夏に停電したらどうすればよいのでしょうか。今回は、防災に養生の視点を加えて考えてみます。
夏は「気」と「潤い」を消耗しやすい
漢方では、季節や気候も体調に影響すると考えます。
暑い日に汗をたくさんかくと、体を潤す「津液(しんえき)」や、元気のもととなる「気」も消耗しやすいと考えられています。
その結果、
「体がだるい」「口が渇く」「食欲が出ない」「なんとなく元気が出ない」
といった夏バテのような状態につながることも。
真夏の停電では、単に暑さを我慢するのではなく、体を消耗させすぎないことが大切です。
停電したら、まず「体を冷やす」
ただし、暑い部屋で具合が悪くなったとき、漢方や食養生より先にすべきことがあります。
それは熱中症を防ぐことです。
風通しをよくする、濡らしたタオルを肌に当てる、うちわや扇子を使う、こまめに水分をとる。
そして、自宅の室温が上がり続けるなら、「まだ我慢できる」ではなく、安全に過ごせる環境かどうかで判断しましょう。
冷房の使える避難所や公共施設など、涼しい場所へ移動することも大切です。
養生とは、我慢することではありません。体調を崩す前に環境を変えることも養生です。
防災バッグに入れたい「夏の養生アイテム」
真夏の防災バッグには、普段の防災用品に加えて、体の消耗を防ぐものも準備しておきましょう。
まずは飲料水。大量に汗をかく状況に備え、必要に応じて塩分や電解質を補える飲料もあると安心です。
そして意外と役立つのが、タオルや手ぬぐい、うちわ、扇子。電気がなくても使え、体の熱を逃がす助けになります。
環境省では、停電時の備えとして、水をペットボトルに入れて凍らせておく方法も紹介しています。もしものときには体を冷やすために使え、溶けた水は飲料としても活用できます。
※冷凍する際は、使用する容器の注意表示などを確認しましょう。
食料は、「長期保存できるか」だけでなく、暑さで食欲が落ちたときにも食べやすいかという視点で選んでみましょう。
レトルトのおかゆやパックごはん、缶詰など、普段から食べ慣れたものがおすすめです。
漢方では、夏は暑さや湿気でも胃腸が疲れやすいと考えます。冷たい飲み物やアイスばかりに偏るのではなく、胃腸に負担をかけすぎないことも大切な養生です。
防災食、期限切れになっていませんか?
防災用品を準備したものの、数年後に見たら、
「水が期限切れ」「非常食をいつ買ったのかわからない」
ということもあります。
そこで取り入れたいのが、ローリングストックです。
普段使う食品や飲料を少し多めに置き、
食べる → 買い足す → また食べると循環させていく方法です。
防災専用の食品を棚の奥に眠らせるのではなく、普段の食事として使いながら備える。
そうすれば期限切れを防ぎやすく、災害時にも食べ慣れたものを口にできます。
実は、この考え方は漢方の「養生」にもよく似ています。
体調を崩してから特別なことをするのではなく、普段から少しずつ整えておく。
災害が起きてから慌てるのではなく、普段から少しずつ備えておく。
防災も養生も、日々の積み重ねが大切です。

「元気なうちに備える」が養生
真夏の停電では、
熱をためない。潤いを失いすぎない。「気」を消耗しすぎない。胃腸をいたわる。
そして、防災用品は一度そろえて終わりではなく、普段から使いながら補充していく。
漢方には、病気になってから対処するだけでなく、病気になる前から体を整える**「未病」**という考え方があります。
防災も同じかもしれません。
何も起きていない今だからこそ、食品の期限やローリングストックも含めて、「養生」という視点からわが家の防災バッグを見直してみませんか?
まとめ
真夏の停電では、まず体を冷やし、水分をこまめに補うことが大切です。漢方養生では、潤いを失いすぎないこと、気を消耗しすぎないこと、胃腸をいたわることも意識してみましょう。
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