漢方の先生に気が弱いって言われたけど、気って何?元気のこと?
解説します!
気とは人体の構成と生命を維持するためのエネルギーのようなもので、動的で機能的なものです。
今回はそんな「気」の種類を紹介します!
まず「気」を大きく2つに分類しましょう!
①先天の気(せんてんのき)
②後天の気(こうてんのき)
①先天の気
《腎精(腎中の精気)》からうまれます。生命の根源的なエネルギーです。
②後天の気
脾胃からの《水穀の気》と肺からの《清気》からうまれます。
①と②が合わさって《気(陽気)》となります。
今度は「気」を5つに分類します。
①宗気(そうき)
②衛気(えき)
③栄気/営気(えいき)
④臓腑の気(ぞうふのき)
⑤経絡の気(けいらくのき)
①宗気
《水穀の気》(脾胃から)と《清気》(肺から)が合わさり胸中に集まった気。
②衛気
脈管外や経絡の外、三焦を通して内側(臓腑)にも外側(皮膚や筋肉)にも分布し、体表を外邪から守る気。
③栄気
脈管内や経絡内で働き脈管内では血を作り、全身を巡る気。
④臓腑の気
各臓腑の働きをつかさどる気。
⑤経絡の気
経絡を流れる気。
気っていろんな種類があるんですね。漢字ばっかりで目が回りますよね。
今回の解説であの時先生が言っていたことはそういうことだったんだ!と心当たりがあるのでは?
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