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【五行論】“脾”の紹介

―漢方の視点で、じめじめの季節を元気に過ごすヒント―


漢方には、自然界のあらゆるものを「木・火・土・金・水」の5つに分類する「五行論(ごぎょうろん)」という考え方があります。

この五行のうち、梅雨は「長夏」に分類され、人体で関わりが深いのが『脾(ひ)』です。


「脾(ひ)」とは何をするところ?

漢方でいう「脾」は、西洋医学の“脾臓”とは少し異なります。

漢方の用語でいうと「運化」、「昇清」、「統血」といい、

簡単に説明すると消化吸収、エネルギーを運び、血を漏れでないようにする働きがあります。



梅雨と「脾」は深い関係が

梅雨の時期は、湿度が高く、気圧も不安定になりやすい季節。

湿気は脾を傷め、脾の機能を低下させます。


\ 梅雨にあらわれやすい「脾の弱り」サイン /

☑ 食欲がわかない

☑ 胃がもたれる・下痢気味

☑ 体が重く感じる

☑ むくみやすい

☑ 疲れやすく気分もどんよりする

こうした不調が続くと、夏バテを引きずったり、免疫力が下がったりと、次の季節にも影響が出てしまうことも。


「脾」をいたわる暮らし方

梅雨の養生ポイントは、“脾を助ける食事・生活習慣・漢方”で、余分な湿をためこまない体づくりをすること!


食事で気を付けるポイント

• 冷たい飲み物や生ものを控える

• よく噛んで温かいものをとる

• 大豆・山芋・はと麦・かぼちゃ・とうもろこし など「脾を補う」食材を


まとめ

じめじめした季節に不調を感じやすい方は、「脾」のはたらきが落ちているサインかもしれません。

東洋一心堂では、今の体の状態や気になる症状に合わせて、一人ひとりに合った漢方や生活のアドバイスをご提案しています。

梅雨を心地よく過ごすための「土台づくり」を一緒にしていきましょう!

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