【五行論】“脾”の紹介
- shinkyu9
- 5月24日
- 読了時間: 2分
―漢方の視点で、じめじめの季節を元気に過ごすヒント―
漢方には、自然界のあらゆるものを「木・火・土・金・水」の5つに分類する「五行論(ごぎょうろん)」という考え方があります。
この五行のうち、梅雨は「長夏」に分類され、人体で関わりが深いのが『脾(ひ)』です。
「脾(ひ)」とは何をするところ?
漢方でいう「脾」は、西洋医学の“脾臓”とは少し異なります。
漢方の用語でいうと「運化」、「昇清」、「統血」といい、
簡単に説明すると消化吸収、エネルギーを運び、血を漏れでないようにする働きがあります。
梅雨と「脾」は深い関係が
梅雨の時期は、湿度が高く、気圧も不安定になりやすい季節。
湿気は脾を傷め、脾の機能を低下させます。
\ 梅雨にあらわれやすい「脾の弱り」サイン /
☑ 食欲がわかない
☑ 胃がもたれる・下痢気味
☑ 体が重く感じる
☑ むくみやすい
☑ 疲れやすく気分もどんよりする
こうした不調が続くと、夏バテを引きずったり、免疫力が下がったりと、次の季節にも影響が出てしまうことも。
「脾」をいたわる暮らし方
梅雨の養生ポイントは、“脾を助ける食事・生活習慣・漢方”で、余分な湿をためこまない体づくりをすること!
食事で気を付けるポイント
• 冷たい飲み物や生ものを控える
• よく噛んで温かいものをとる
• 大豆・山芋・はと麦・かぼちゃ・とうもろこし など「脾を補う」食材を
まとめ
じめじめした季節に不調を感じやすい方は、「脾」のはたらきが落ちているサインかもしれません。
東洋一心堂では、今の体の状態や気になる症状に合わせて、一人ひとりに合った漢方や生活のアドバイスをご提案しています。
梅雨を心地よく過ごすための「土台づくり」を一緒にしていきましょう!