私たちが学校で習う「肝臓」にはどんなイメージがありますか?
栄養を貯蔵している…
お酒を飲みすぎると数値が悪くなる…
沈黙の臓器…
いかがでしょうか?
私たちが学校で習う肝臓は「臓器」ですよね。
漢方でいう肝臓は「肝」といい、臓腑のうち「臓」に分類されます。
「五臓六腑にしみわたる」…という言葉をきいたことはないでしょうか?
漢方には臓腑というものがあるのです。
「臓」には「肝」「心」「脾」「肺」「腎」「心包」
「腑」には「胆」「小腸」「胃」「大腸」「膀胱」「三焦」
があります。
私たちが知っている身体の「臓器」と名前が似ていても別の機能をしているものだと思ってください('◇')ゞ
漢方でいう肝臓…「肝」は精神活動の調整や、「気」「血」の流れを調整し、「血」を貯蔵したり全身に出したりします。
西洋医学でいうと、「肝」は神経系(自律神経・中枢神経・運動神経)、視覚系、血液循環系、婦人科系(月経調整機能)、肝機能(一部)などを含めた機能系と考えることができます。
漢方の「肝」には様々な機能があることがお分かりいただけたでしょうか!
「肝」の状態が正常でなくなると、怒りっぽくなったり、月経痛、月経不順、目のかすみ、筋肉のひきつり等様々な症状が出てきます。
当薬局ではベテランの漢方相談員や生薬・漢方認定薬剤師が在籍しています。
詳しい「肝」の状態は問診時先生にきいてみてくださいね♪