漢方薬のかたち、あなたはいくつご存じですか?
【前編】では主に4つの種類の漢方薬のかたちをご紹介します!
◎煎じ薬 (せんじぐすり)
生薬を水で煮出して作る。
古くからある漢方薬のかたちです。
有効成分が水に溶けているため生薬本来の成分を効率よく摂取できます。
◎ 散剤 (さんざい)
生薬をそのまま粉末にしたものです。
古くからある漢方薬のかたちです。
煎じ薬より手軽に服用できるためより多くの人々に利用されてきました。
◎丸剤 (がんざい)
生薬の粉末に蜂蜜などを加えて丸めたものです。
古くからある漢方薬のかたちです。
持ち運びしやすく服用しやすいため、忙しい人や旅人を中心に利用されてきました。
◎エキス剤
生薬から有効成分を抽出し、濃縮したものです。
顆粒剤や錠剤があります。
日本で初めてエキス剤が作られたのは昭和18年頃。
いかがでしたか?
私たち日本人にいちばん馴染みがある漢方薬はやはりエキス剤ではないでしょうか。
ドラッグストアでも簡単に手に入りますし、かかりつけの病院で処方されることもありますよね!
ちなみにエキス剤は昭和後期になってから健康保険に収載されたようです。
馴染みのあるエキス剤は煎じ薬と何が違うのでしょう?
次回【後編】では各種類のメリット・デメリットを詳しく紹介します!
お楽しみに♪